こんにちは、認知症ZEROです。

天ぷら油やポテトチップスの油、なんとなく体に良くないイメージはあっても、それが認知症にまで関わっているとしたら気になりませんか?

今回は、船木先生に「酸化した油」が脳に与える影響について伺いました。

結論から言うと、日常的に使っている油そのものよりも、その油が「酸化」しているかどうかが脳の健康を左右する大きなポイントになります。

※本記事の内容は、船木先生の長年の臨床経験に基づく見解です。

1植物性の油はとにかく酸化しやすい

0:21頃/植物性の油について説明する船木先生
船木先生

船木先生

「全ての植物性の油ですけども、何が悪いかって言うと、とにかく酸化しやすいってことなんですよ」

木曽さん

木曽さん

「よく聞きますね。それって新品の状態では酸化されてないですよね」

新品の状態ではもちろん酸化していません。ただ、植物性の油は想像以上に酸化しやすいものです。

船木先生

船木先生

「学生の時、開けていないベコベコのプラスチック容器に入った油を3年か5年か戸棚の奥に忘れていて、久しぶりに天ぷらを作ってみたら、食べ物と思えないような味にびっくりしたんです。未開封なのに、それぐらい酸化しやすいんですよ」

食用油の怖いところは、調理での加熱によってものすごく酸化が進むことです。

加熱だけでなく、その辺に置いておくだけでもどんどん酸化は進みますし、調理して出来上がった後もそこに置いてあるだけで酸化していきます。

そして何より怖いのは、食べたあとも体の中でどんどん酸化が進んでいくということです。

2酸化した油が「猛毒」として体に働きかける

2:10頃/酸化した油の体への影響を説明するシーン

酸化した油を摂取すると、体の中で何が起きるのか。船木先生が指摘しているのは、この点がもっとも重要だということです。

船木先生

船木先生

「超猛毒として体に働きかけるのと同時に、たやすく体に残っていくということです」

酸化した油は全身に運ばれ、血管やリンパ管を通じて体中に循環します。

そして酸化した油は「過酸化脂質」という物質に変化していきます。

体はこれを毒だと認識して排出しようとしますが、油は流しに残った油汚れのように、どれだけ水で流してもなかなか流れ切りません。

大事な栄養素も一緒に運ばれてしまう血液の流れの中で、酸化した油、さらに変化した「アルデヒド」という物質も完全には排除しきれないまま体中に運ばれてしまいます。

シミやシワの原因になることは明確ですし、いくつかの段階を踏んで血流の問題を作り出すことも見過ごせません。

3酸化した油と脳・認知症のつながり

4:37頃/脳と血液の関係を説明するシーン
木曽さん

木曽さん

「これが認知症という話で言うと、酸化した油っていうのはどういう影響をするんですか?」

脳という臓器は、大量の血液の供給を受けないと生きていけません。

通常であれば、脳に悪影響を及ぼすものが入り込まないよう「血液脳関門」という壁がブロックしてくれています。

酸化していない油そのものはこの関門をすり抜けにくいのですが、酸化して変化したものは、この壁を通り抜けて入り込んでしまいます。

さらに大事なのは、脳の神経組織そのものが脂質を材料にしているという点です。

入れたくない物質であっても、材料として必要になってしまうため、結果的に脳に取り込まれていきます。

血管の塊である脳に酸化した油がへばりつき、これが脳への悪影響につながっていきます。

4脳は寝ている間に再生している

6:00頃/脳の再生機能について語るシーン

船木先生が繰り返し伝えているのは、脳の神経組織は日々生まれ変わっているという事実です。

船木先生

船木先生

「神経は自力再生しているんだっていうことも分かってきているんですよ」

この再生は主に寝ている間に行われます。

脳のゴミ処理は、いわば飲食店の夜間営業のように、日中ではなく夜のうちに行われる仕組みです。

たまった老廃物を排出すると同時に、新しい酸素や栄養を取り込んで神経が生まれ変わっていきます。

しかし、その再生の材料そのものに酸化した油という毒が混ざり込んでいると、完全にきれいな状態には戻せません。

神経は本来、傷ついた部分を修復しようと懸命に働いていますが、使う材料が悪ければ健全な状態には戻せないということです。

この積み重ねが、記憶を司る部分の変化、つまり認知症の症状につながる大きな要因になっていきます。

5「ノンオイル」表示の落とし穴

10:26頃/お菓子のパッケージ表示について語るシーン
木曽さん

木曽さん

「オイルをノンオイルって、お菓子で見たことがあるんですけど、あれって何なんですか?」

船木先生

船木先生

「注意してほしいのは、例えばポテトチップスは高温の油を吹きかけることで揚げているということです」

一般的なポテトチップスは超高温の油を吹きかけて作られており、出来上がった時には油も切れています。

ここで気をつけたいのが「ノンオイル加工」と表示されたお菓子です。

船木先生

船木先生

「会社に問い合わせたんです。どうやって旨味を出すんですかって聞いたら、生地には油を練り込んでるんですって言うんですよ。同じじゃないかと」

こうした表記をしているお菓子があるということを、まず知っておいてほしいと思います。

世の中にあふれている表示は、当然ながら私たちのリテラシーに引っかからないような書き方を目指してしまうものです。

だからこそ、表示を鵜呑みにせず、酸化した油はできるだけ摂取しない方向で食事を見直すことが大切です。

6油を使わない食事への切り替え方

14:00頃/ゆで卵とポテトサラダの話をするシーン

一番良いのは、やはり煮る・茹でるという調理法です。ただ、これを徹底すると卵焼きや目玉焼きが作れなくなります。

船木先生

船木先生

「卵焼きを卵だけで作ると、くっつかないフライパンを使ったとしても、やっぱり美味しくないんですよね。だから僕もうほとんどゆで卵ですもん」

美味しい・美味しくないという感覚は、実は過去の経験による学習の結果でもあります。

大好きなポテトサラダにも植物性の油とマヨネーズを使い続けていましたが、あるとき思い切ってやめてみました。

船木先生

船木先生

「油を使わない、マヨネーズを使わないで作ったポテトサラダの方が、じゃがいもの香りが引き立つんですよ」

マヨネーズはほぼ油でできているため、油の味で素材の風味がコーティングされてしまっていたのです。「あれもダメ、これもダメ」と決めつける前に、一度油なしで作ってみることが大切です。

そうすれば、油を使わなくても美味しい味付けや献立が意外とたくさんあることに気づけます。

💡まとめ

  • 植物性の油は非常に酸化しやすく、未開封でも時間が経つだけで酸化が進む
  • 酸化した油は体内で「過酸化脂質」やアルデヒドに変化し、全身に運ばれて悪影響を及ぼす
  • 酸化した油は血液脳関門を通り抜けて脳に取り込まれ、神経の再生材料として使われてしまう
  • 脳は主に睡眠中に再生・修復を行っているが、材料である油が酸化していると健全な状態に戻りにくい
  • 「ノンオイル」表示でも生地に油が練り込まれている場合があるため、表示を鵜呑みにしない
  • 卵焼きやポテトサラダなど、油を使わない調理法を一度試してみることが食生活見直しの第一歩になる

本記事の内容はこちらのYouTube動画でお話ししています。

酸化した油が体や脳に与える影響について、船木先生が具体的なエピソードを交えて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

※本チャンネルの内容は、医療・健康に関する情報提供を目的としたものであり、特定の診断・治療・予防効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合や治療中の方は、必ず医師など専門家へご相談ください。